
スーパーカマグラとお酒
はじめに
スーパーカマグラは、バイアグラのジェネリック医薬品として世界的に多くの男性たちの支持を得ているカマグラに、早漏治療のための有効成分であるダポキセチンを配合させて、EDと早漏の二つの症状を1錠で治療することを可能にした併用治療薬です。
ED治療薬として世界で初めて誕生したバイアグラは、1998年にアメリカで発売されてからこれまで、たくさんの男性たちの悩みを解決し、再び満足することができる性生活を送ることができるようにサポートしてきました。
ダポキセチンを配合させた早漏治療薬はプリリジーという医薬品名でジョンソン・エンド・ジョンソン社の製薬部門のヤンセン・シラグ社が2009年から販売されるようになった比較的新しい医薬品になります。日本の厚生労働省からは未認可ですが、2012年からは輸入許可が下りているために、日本の医療機関からも処方を受けることができる機関がでてきました。
スーパーカマグラには、この二つの医薬品の有効成分が含まれており、EDと早漏の症状を一度に治療することを可能にする画期的なED治療薬です。スーパーカマグラを含む、EDと早漏への併用治療薬の発売はこれまで二つの症状を同時に抱えて悩んでいた男性たちにとっては嬉しい朗報になりました。これまでに、日本を含む世界中の男性たちがスーパーカマグラを服用して充実したセックスライフを再び送ることができるようになりました。
スーパーカマグラとお酒は一緒に飲んでもいい?
1) お酒とED(勃起不全)
ED治療薬や早漏治療薬を服用する男性の多くは、性行為の前にお酒を服用したいと感じる傾向があります。お酒を飲むと男性はよりリラックスすることができ、気持ちの良い状態でセックスをすることができるからです。デートの流れ的にも、パートナーと一緒にお酒を飲みながら食事をして、そのあとにセックスをすることになるケースが多いようです。
EDを患っている男性のうち、およそ30%は早漏の症状も患っているという研究結果があります。また、EDよりも実は早漏で悩む男性がより多いことも調査結果でわかっています。早漏のほとんどの原因はストレス、不安、おそれ、トラウマ、緊張から起因する心因性のものであるとされています。
特にED(勃起不全)の症状と共に早漏に悩む男性にとって、セックスの時にリラックスすることができることは射精のタイミングを遅らせるためにも重要になります。そのために、早漏で悩む男性たちはお酒を飲んでセックスをしたがる傾向があります。お酒を飲むとリラックスできると共に、身体の感覚も鈍感になりますので、性的刺激が伝わりにくく射精のタイミングをより遅らせることができると考えがちだからです。
しかし、ED治療薬とお酒を一緒に飲むことは、実際に男性の勃起能力に悪影響を及ぼしてしまいます。残念ながら、飲酒は男性たちが勃起不全を経験してしまっている大きな原因の1つになっています。お酒は不安を克服するために役立つかもしれませんが、男性の性機能を損なう原因となる可能性もあります。
お酒を飲むと、陰茎に流れる血液が減少し勃起が困難になります。もし、過去に勃起の問題を抱えていたためにED治療薬を飲んでいるなら、お酒を避けるべきです。
インド精神医学誌(Indian Journal of Psychiatry)に掲載された研究によると、アルコール依存症を患っている男性の72%がある種の性的機能不全を経験しているという報告が掲載されました。これらには、勃起障害だけでなく、早漏、性欲喪失、オーガスム達成困難などの症状も含まれていました。
この研究では、お酒3杯以上を1日以上摂取した男性は、飲酒していない男性よりも性機能障害を患う可能性が有意に高いことが分かりました。しかし、フォローアップ研究では、お酒を飲むことをやめて2〜3ヶ月以内に、研究参加者は一般的に飲酒を控えている対照群よりも性的な問題に悩まされないことが分かっています。
また、お酒を多く飲みすぎると、前立腺の問題やテストステロンの低レベルなど、EDに繋がる特定の状態のリスクも高まります。
2) シルデナフィルとお酒
スーパーカマグラにはEDを治療するための有効成分として、バイアグラと同じ有効成分であるシルデナフィルが100mg含まれています。日本の医療機関で処方されているバイアグラ、あるいはシルデナフィルの用量は50mgまでとなっております。スーパーカマグラに含まれているシルデナフィルの量は日本人の体質には多い用量ですので、半分か4分の1に切って服用する必要があります。また、100mgを個人的な理由で服用する際には、お酒を極力少量に制限するか、避ける必要があります。
お酒とシルデナフィルは相互作用を起こすことがあります。シルデナフィルはお酒と同様に血圧を下げる作用をもたらします。血圧が低くなり過ぎると、めまい、軽度の頭痛、失神、頭痛、さらには心臓の心悸亢進を経験することがあります。シルデナフィルとお酒を一緒に服用した際の副作用は、潜在的に危険なだけでなく、性的なパフォーマンスを改善しないことは確かになります。
シルデナフィルを服用している間はお酒の量を制限することが重要です。しかし、1杯ほどの少量のお酒を飲んでもシルデナフィルは安全になります。お酒が特に苦手という場合を除いては、ワインやビールを1杯ほど飲んでも問題はないでしょう。
3) ダポキセチンとお酒
スーパーカマグラには早漏治療用の有効成分であるダポキセチンが60mg含まれています。通常ダポキセチンを医療機関で処方される際は、30mgから処方されます。スーパーカマグラには通常より多い用量である60mgが含まれていますので、必ず半分或いは4分の1に切ってから服用して体調をみながら、用量を増やしていくようにしてください。ダポキセチンの用量を増やすことができる場合は、効果が弱かった場合と、副作用が出なかった場合になります。少量で効果が弱くでましたが、副作用が出たという場合は用量を増やすことはすすめられません。
ダポキセチンは食事の影響を受けにくい成分であるために、食事の後でも服用することができますが、スーパーカマグラには食事の影響を受けやすい有効成分であるシルデナフィルが含まれているために、食前30分ほど前、或いは空腹時に服用することが推奨されています。食後だと2時間以上空ける必要があります。
食事と異なり、ダポキセチンはお酒との相互作用がでやすいとされているために、ダポキセチンを摂取する際にはお酒を飲まないことが強くすすめられています。
ダポキセチンを服用してお酒を飲むと、めまいや眠気を感じるなどの副作用のリスクを高める可能性があり、失神による怪我などのより危険なリスクを高める可能性があります。
まとめ
スーパーカマグラにはED治療のための有効成分であるシルデナフィルと、早漏治療のための有効成分であるダポキセチンが含まれた併用治療薬です。
シルデナフィルは、ビールやワイン1杯ほどの少量のお酒ですと問題がない成分ですが、ダポキセチンはお酒との相互作用がよりでやすく、お酒と一緒に飲むと危険な副作用が強くでてしまうリスクを高めてしまうので、お酒を避けることが推奨されています。この2種類の有効成分が含まれたスーパーカマグラを服用する時には、お酒は極力避けた方が良いでしょう。ダポキセチンには脳内を安定させる成分が含まれていますので、セックスへの不安を感じる方でも、有効成分の作用により射精のタイミングを遅らせることができますので、お酒なしで安心してリラックしたセックスを行うことができるようになるでしょう。